Rain Second 32

「隣、座ってもいいですか?」

早く終わらないかな。思いながらあおってたら。
「あ、どうぞ」
顔も見ずにそう返事した。視線を感じてそちらを見ると。
すごい美人。思わず緊張する。
「あなた、ユンホさんのお友達?」
「そうですけど、何か?」
「恋人?」
「・・・え?」
あまりに直球の質問に、何も答えられなかった。
「いい男が二人も、女に興味がないなんてもったいないわね」
ないわけじゃない。つい、答えそうになった。それくらい、キレイで。
浮気する気はなくても、誘われそうになる。ユノが客とイチャイチャしてるから、なおさらだ。

妖艶な笑みに、何も言えないでいた。女は俺の手を、取って。
微笑む。かわいい手。言いながら俺の手をしっとりと握りしめられて。

こんなに、柔らかな手なら。
さぞ手触りのいい肌だろう。ユノの、ように。
ユノには、さすがに女の曲線はない。生唾を飲み込んだ。
「少しは興味持ってくれたかしら」
女が俺にしなだれかかる。ユノもいつもこんな気持ちなのかもしれない。
裏切る気はなくても、誘われれば、少しはその気になったっておかしくない。
別の客が女の隣に陣取った。女は俺の手を引いて席を離れようとする。
立ち上がりかけた俺、女の前に立ちはだかる、影。
「そろそろ、ユノあがりだぞ。先に帰る気か?」
レラの言葉にユノを見ると。
俺と目線が合うなり不機嫌そうに目をそらした。
「ミリ、こいつは無駄だ、やめとけ」
ミリと呼ばれた女はつまらなそうな顔をする。
「少しはその気だったわよ、この人」
見透かされてる。赤面した。
「だろうな、女に免疫ないからな」」
「じゃあいいじゃない。・・・ダメなの?」
「聞いてみろ」
ミリは俺の腕に柔らかな胸を押し付ける。緊張して、ユノにさえ気が行かない。
あ。誰かの声がして、ガチャンと食器がぶつかるような音。
いつのまにかカウンターの外に出ていたユノが、客らしき女に抱きつかれていた。


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sui2618

Author:sui2618
東方神起ミンホ/ホミンBL。東方神起はふたり。ALLユノペン、ホミンペン、BUT迷彩チャミペン、エロチャミペン、ショタチャミペン。

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