capture the angel 54

目が、覚めたら。
ユノがいない。なんでだ! 思いながら、ベットから飛び起きる。
ふっと漂う匂い。・・・焦げてるな。
「あ!」
ユノ、俺が買ってきてやった白のフリフリのエプロン着て。
よくある、フライパン片手にフライ返しを持った姿で振り向く。
げっ・・・ゲロかわ・・・! かわいすぎて朝から鼻血が出そうだけど、
こいつがこういう慣れないことをするときは、大抵何かある。

「おっはよ! ご飯作ったよおー!」
「人様が食えるもの作ったのか?」
「しつれーな! ちゃんと作ったよ。ほら、目玉焼きだって・・・」
遠目に見ただけだけど・・・目玉つぶれてるし。ベーコンも焦げてる。
ベーコンここまで焦げ付かすってどういう・・・。
「ねっ! 上手でしょ? ソース? しょうゆ?」
「・・・塩」
「ええー! お塩だけでいいのおー?」
「途中で塩コショウちゃんとしてあるならなんもつけなくてもいい」
「塩コショウならちゃんとしたよ!」
ほらっ! とドヤ顔でフライパンからお皿に目玉焼きらしきものを移し。
見たところかっなーりヤバそうな具合に塩コショウがかかってる。
・・・辛いのは構わんが塩分とりすぎだろ・・・。

皿を見つめたまま立ち尽くす俺に、追い打ちをかけるような言葉。
「んっとね、今日からお友達んとこ行くから! いいお仕事紹介してください、って!」
「昨日の今日でもう行くのか」
「うん! だってねえ、鉄は熱いうちに打てっていうだろ? だから今すぐ行動に移すのがいいの!」
「ユノは熱いうちに打て、ってことか」
「そお! チャンミン、わかってるじゃーん!」

よしよし。俺の頭を余裕ぶっこいてナデナデしてられるのも今のうちだ。
「ん?」
後ろを向かせて。
「熱いんだろ? ・・・打ってやる」
「え? なぁに? ・・・あ!」

なぁに? とか聞くくせに俺がズボンずりさげたらちゃんとシンクつかむところが誘い受けっつーんだよ。
あぁ、ん。こうしてお前を抱くのは、俺のわがままなのかな。



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ジャンル : 小説・文学

Rain Second 37

「あー、あいつかぁ」
レラが舌打ちをする。店に来たわけじゃない。いざという時のために聞いといた連絡先。
早速昼間に呼び出してホジュンとかいう男のことを話した。
「知ってるのか」
「ああ、知ってる。あいつも古いからな」
「古い?」
「昔からの知り合いってことだ。堅物すぎて俺とは合わなくてな」
あ、それはわかる気がする。
レラは明らかに他人事って顔。あいつんとこ行ったかあ、って笑ってる。

「お前、よほど怒らせたな」
「怒らせたって・・・。ちょっとした下心程度だろ。なんであんなに怒るかな・・・」
「お前が怒ってばっかりいるからだろ? あいつを信じてないくせに」
「信じてない?」
「前から言ってたよ、ユノは。チャンミンは俺を信用してないって。俺は仕事しに来てるのに、浮気すると思ってるって」
・・・ユノからすれば、そう思うかもしれないけど。
俺は、ユノ自身を信用してないと言うよりも。
あいつが無防備すぎるから怖いだけだ。あいつにその気がなくたって周りが寄ってくるから。
チェックするつもりで行ってたのに。
・・・自分がその罠にはまってちゃ、そりゃ愛想つかされるよな。
「あの見た目であの性格だ、いいように使わせてもらってるさ。客商売だから。でもな」
レラが珍しく真剣な顔をして言う。
「あいつはお前だけだよ。気が多く見えてもな、結構繊細なやつなんだ。めんどくさいくらいに」
「・・・うん」
「心から信じた相手しか付き合わない。付き合えない。だからこそ今回、相当傷ついてるはずだ」
「どうしたら、許してくれる・・・かな」
レラはバカにしたように笑う。
「一度信じた人間をいつまでも信じぬく馬鹿なヤツだ。だからこそ傷つけられたら根が深いぞ」
その言葉に、改めて、傷つく。
ユノをそこまで、傷つけてしまったことに。
そしてそれを俺が、あまりにも軽く考えていたことに。

俺もそれとなくとりなしてやるけどな、あとはお前次第だ。
ホジュン、あいつも、ずっと前からユノを好きで、でもあいつが受け入れないから友達の顔してやってんだ。
ユノさえその気になれば。
本当にあいつに持ってかれるぞ。とりあえず俺が先にユノを呼び出す。
お前はその間にホジュンと話をつけろ。




テーマ : 東方神起
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sui2618

Author:sui2618
東方神起ミンホ/ホミンBL。東方神起はふたり。ALLユノペン、ホミンペン、BUT迷彩チャミペン、エロチャミペン、ショタチャミペン。

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